SIFCのイメージ図=2日、ソウル(聯合)
SIFCのイメージ図=2日、ソウル(聯合)
ソウルを北東アジアの金融ハブに育成することを目指した、「ソウル国際金融センター(SIFC)」建設計画が本格化する。
 ソウル市は2日、金融・保険の米AIGグループと共同で、5日に汝矣島でSIFC起工式を行うと明らかにした。SIFCは元中小企業展示場で現在は駐車場として使用されている場所に、最高54階建てのオフィスタワーなどオフィス用建物3棟とホテル1棟を建設する構想。敷地内にはシネマコンプレックスや複合ショッピングモール、高級レストランなども入れる予定で、延べ床面積は15万坪に達する。工事費は1兆4000億ウォンとソウル市は見積もっており、2011~2013年の順次完工を予定する。

SIFC建設に向け、ソウル市は昨年8月にAIGと個別賃貸契約を締結している。ソウル市は土地を長期間賃貸し、AIGが企業連合を構成して開発を担当する。

 ソウル市は国際金融産業をソウルの次世代成長エンジンとする戦略的判断に基づき、SIFCに国際的な金融会社とコンサルティング会社、法律関連企業などの金融関連サービス会社や多国籍企業のアジア地域本部を誘致し、北東アジアの金融ハブとして育成する方針だ。また、建設段階では3万2000人の雇用創出効果と2兆5000億ウォンの直接生産効果が、SIFC運営でも年間4500人の雇用創出効果と3000億ウォンの生産効果が得られるものと期待している。

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