産業資源部の丁世均(チョン・セギュン)長官は19日、原油高の状況はかなりの長期間続くとの見通しを示した。大韓商工会議所の主催で開かれた第31回最高経営者大学に参加した席で述べたもの。現在の原油高は一過性のものと見ることはできないとの考えだ。
 丁長官は、原油高の継続期間について、長くて5年、短くて2年と予測した。現在の原油高が石油生産施設と精油生産施設の不足から来たものという点を考慮すると、施設拡充に相当の時間がかかるだけに原油価格の下落にも時間がかかるとしている。

 今後の原油価格については、100ドルに達するという予想は現実性に欠けると指摘した。現在70ドルのラインにあるのは、イランや北朝鮮の核問題の悪化、レバノン・イスラエル紛争、産油国問題など国際政治状況のためだと説明し、専門家らは50ドルを正常な水準と見ていると紹介した。ただ、価格がいつ正常化するかは不確実だと述べた。

 丁長官は、原油高の長期化を踏まえ、エネルギーを節約し効率化すべきだと提案した。その一環としてサマータイムの導入が望ましいとしている。勤労時間が延長される可能性があるためサマータイム制の導入には反対する世論があるが、丁長官は賛成世論を広げ導入する意向を示し、準備には1年ほどかかるとした。

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