政府当局者によると、アフガニスタン政府と現地滞在韓国人の速やかな撤収に向けた協議を通じて決めた。これまでに把握されている参加予定者927人のうち620人は首都のカブールから地方に移動させ、隣国に出国させる。残る307人は国際線航空便を使いカブール空港から周辺国に移動させる。
イベントは韓国の民間団体、アジア協力機構(IACD)が計画していたもの。韓国政府はテロの危険性があるとして取りやめるよう勧告していたが、強行する姿勢を見せていた。しかしアフガニスタン政府がイベント参加者の入国を拒否するなどしたため、3日になりイベントの中止が決定された。アフガニスタンで入国を拒否された参加予定者らは、外交通商部を相手取り訴訟を起こす構えだ。
現地滞在者のほとんどが健康に問題はないが、年少者に体調を崩しているケースもあることから、駐カブール大使館が医薬品を提供したり、同国内に駐留する韓国軍医療部隊で診察を受けさせたりしている。
現地からの撤収に当たっては、軍用機か民間チャーター機を投入することも検討されている。輸送費用は原則として参加予定者の負担となるが、実際に徴収するのは困難な見込みだ。
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