戦時作戦統制権が米軍から韓国軍に移譲される具体的な時期が、来年6月には確定される見通しだ。

 合同参謀本部高官は8日、「来年1月から戦時作戦統制権を含む韓米間の指揮関係転換に向けた履行計画協議に着手する」と述べ、6月には戦時作戦統制権の移譲目標年度が決まるとの見方を示した。ベル在韓米軍司令官もこのほど、「移譲時期を先に定めなければ、履行計画は立てられない」と述べた。

 韓米両国は10月、ワシントンで開催された第38回韓米定例安保協議会(SCM)で移譲時期を2009年10月15日以降、2012年3月15日以前にすることで合意している。

 また、合同参謀本部は戦時作戦統制権移譲に向け履行計画を策定するため、7日に14人からなる履行実務団を発足させた。米国側の履行実務団も発足すれば、韓米は連合履行実務団を立ち上げ来年1月から協議を行うことになる。来年上半期中に指揮関係の転換に向けた履行計画をまとめ、来年7月に開催される韓米安保政策構想(SPI)と10月の韓米軍事委員会(MCM)、SCMで報告する予定だ。この履行計画には、戦時作戦統制権移譲に必要な手続きと時間計画、戦争の目的と韓米連合司令部の解体に伴う合同戦区司令部の設置、作戦計画の発展、韓米同盟戦力の配分なども盛り込まれる。韓米間の軍事演習や訓練の際には予備役将軍を含む韓米高官レベルの参観団を運営し、参観団は戦時作戦統制権の移譲を控えた韓国軍の能力を評価検証する。


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