喫煙や飲酒が原因となる病気の治療に、年間で6兆ウォンがかかっていることがわかった。運動不足による病気にも年間1兆2000億ウォンがかかった。

 韓国保健社会研究院健康増進事業支援団が発表した国民の健康決定要因分析報告書によると、喫煙が原因となった病気の治療費は年間2兆9676億ウォンに達した。男性が2兆6058億ウォン、女性が3618億ウォンを占め、比較的喫煙率の高い男性の治療費が多かった。病気別の治療費用は、気管・肺・気管支がんが全体の17.5%に相当する5183億ウォンに達した。次いで胃がんが3580億ウォン(12.1%)、虚血性心臓疾患が2661億ウォン(9.0%)、脳血管疾患が2371億ウォン(8.0%)、肝臓がんが2159億ウォン(7.3%)、気管支炎・肺気腫(きしゅ)が1817億ウォン(6.1%)、高血圧が1657億ウォン(5.6%)の順だった。

 飲酒による疾病治療には、2兆7917億ウォンがかかった。過度なアルコール摂取による精神・行動障害に対する治療費は1兆593億ウォン(37.9%)に達した。以下、肝臓がん(6386億ウォン)、肝臓疾患(5890億ウォン)、脳血管疾患(1226億ウォン)、高血圧(868億ウォン)の順で治療費が多かった。飲酒がもたらす病気のうち、精神・行動障害や肝臓関連の疾患が治療費全体の80%を上回った。

 一方、運動不足による疾患の治療には1兆2213億ウォンがかかった。男性が6246億ウォン、女性が5967億ウォンを占めた。疾患別では、脳卒中が3039億ウォンで最も多く、心血管疾患が2735億ウォン、糖尿病が2164億ウォン、高血圧が1982億ウォン、大腸がんが1060億ウォン、うつ病が522億ウォンだった。


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