サボテンの実を加えた飼料を与えヒラメを養殖している、済州の日出峰済州清浄ヒラメ養魚組合法人が、3月から「サボテンヒラメ」の商標で本格的に日本に出荷する。済州道海洋推算資源研究所が16日に明らかにした。
 この養殖ヒラメは機能性を強化した肉質で、尾びれに付着したバーコード式のタグバンド、生産者、病歴、飼料仕様、飼育環境、流通過程をシステム的に確認することができるため、消費者の信頼度が高い。

 道内12のヒラメ養殖業者が参加する組合法人は、消費者の反応を見るため21日から2日間大阪で開かれる水産関連の国際見本市「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー大阪」に出品し大々的な試食会を行うなど、どマーケティングに力を入れる予定だ。このヒラメは昨年7月に東京で開催された同様の見本市に出品した際も現地バイヤーから好評を受けている。

 海洋水産資源研究所は済州養殖産業の差別化を図るため、抗腫瘍(しゅよう)、抗酸化、抗ウイルス、抗炎症、抗菌効果とコレステロール低下などの薬理効果が多いサボテンをヒラメ養殖に活用する技術を開発した。2004年にはヒラメの成長率を高め味と品質を向上させる効果の高い飼料添加剤を開発し、養殖漁業者に普及している。


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