女性部門では、5000ウォン紙幣の肖像となっている李栗谷(イ・ユルゴク)の母・申師任堂(シンサイムダン)の人気が高いが、一部女性団体から「男性中心の家父長という伝統に強いられた受身の良妻賢母の象徴」とする反対意見も上がっている。このため、韓国初の女性弁護士で女性運動に功績を残した李兌栄(イ・テヨン)を推薦する声もあるものの、一般的に紙幣の肖像には死後100年ほどが経過し歴史的、客観的評価が固まっている人物を採用していることから、これもまた不透明だ。
独立運動家候補では金九(キム・グ)がトップだが、柳寛順(ユ・グァンスン)の人気も高い。特に文化観光部が先ごろ柳寛順の肖像画について新たに公式標準を指定したことから、肖像採用にプラスに働く可能性は十分ある。科学者候補は現在のところ、世宗大王時代の最高の科学者、蒋英実(チャン・ヨンシル)が有力視されている。
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