北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で米国側首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア担当)は17日、バンコ・デルタ・アジア(BDA)問題が6カ国協議の障害物とはならないとの考えを示した。朝鮮半島非核化に関する作業部会に出席するため北京を訪れているヒル次官補が、宿泊先のホテルで記者らに対し述べたもの。2~3日中にBDA問題を議論することはなくなると確信していると伝えた。
 またヒル次官補は、北朝鮮側はBDA問題について知りたいことが多いだろうとし、「それがわたしが金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と対話しようという理由」だと述べた。BDAの凍結資金処理問題については、米財務省当局者らが先ごろ北京で中国側と協議したと紹介し、BDA調査の実務責任者であるグレイザー財務次官補も北京入りすることを明らかにした。

 一方、グレイザー財務次官補は17日にマカオに到着し、マカオ当局とBDAと北朝鮮口座の処理について最終協議を行っている。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0