携帯電話端末部品の国産化率が2005年の81%から昨年は69%に急落し、携帯電話部品産業が危機に直面しているとの指摘が上がっている。LG経済研究院が25日までにまとめた報告書で指摘した。国内の携帯電話メーカーが販売価格の下落と低価格帯の携帯電話市場に対応するため、中国や台湾など海外からの安価な部品調達を増やし、国内部品メーカーからの購買を減らしているためと分析した。
 国内の携帯電話部品メーカーのうち、上場14社の売上高は2004年から2005年に5.4%増加したものの、昨年は前年比2.0%増にとどまった。低価格帯の携帯電話を中心とする新興市場が拡大する一方で先進市場の成長が鈍化し、販売平均価格の下落に伴い部品価格の値下げ圧力が強まったことが影響した。 

 研究院は危機を乗り越える手段として、▼戦略的提携、合併・買収(M&A)を通じた規模の経済確保▼独自技術の先行開発・提案▼多様な取引先の開拓▼装置・素子部品を中心とした事業多角化――などを挙げた。


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