国内の携帯電話部品メーカーのうち、上場14社の売上高は2004年から2005年に5.4%増加したものの、昨年は前年比2.0%増にとどまった。低価格帯の携帯電話を中心とする新興市場が拡大する一方で先進市場の成長が鈍化し、販売平均価格の下落に伴い部品価格の値下げ圧力が強まったことが影響した。
研究院は危機を乗り越える手段として、▼戦略的提携、合併・買収(M&A)を通じた規模の経済確保▼独自技術の先行開発・提案▼多様な取引先の開拓▼装置・素子部品を中心とした事業多角化――などを挙げた。
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