現代・起亜自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長は25日、近ごろ話題になっている起亜自動車の危機説を否定した。チェコ北東部ノショビツェで現代自動車チェコ工場の着工式を終えた後に開かれた記者会見で、「大きな損失はあったものの、徐々によくなると期待している」と強調した。
 今後の海外工場建設については、コンプリート・ノックダウン方式で年間5万台を生産しているブラジルで、完成車工場の建設を検討していると説明した。鄭会長は昨年に行われた起亜自動車米ジョージア州工場の着工式でも、中南米市場へに関心を示している。

 現代自動車は現在、中南米市場にOEM(相手ブランドによる生産)で自動車を供給しており、ブラジルでは1トントラックを組み立て生産している。

 着工式に同席していた同社関係者は、ブラジルやメキシコだけでなく、タイ、マレーシアなど東南アジア地域への進出も検討していると述べた。


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