米国が有事に備え1974年からの5年間に韓国に持ち込み備蓄してきたWRSAのうち、9割を占める弾薬は老朽化している。これを整備・管理するには多大な費用がかかるという理由で米国は2003年、韓国に備蓄したWRSAの移譲と廃棄に関する法案を作り、2005年末に発効させた。これは3年後の2008年末で終了する。今回の交渉は法案の終了と韓国への移譲に関する初回交渉として、前日から2日間ソウルで行われた。
米国はこれから1~2か月の間にWRSAの弾薬リストを韓国に提出し、韓国はこのうち性能試験を実施する弾薬を無作為に選び出し米国に通知する。米国はこれら弾薬の性能を調べ、その結果をまとめた資料を韓国に提供する。国防部によると、韓国は米国から提出された試験資料を徹底検証するだけでなく実際に性能試験も実施した上で、実質的な交渉を続けていく方針だという。また、完全に老朽化した弾薬については韓国が独自に検査し、米国もその結果を受け入れることにした。
双方は来年10月までの交渉終了を目標に、互いに協力することでも一致した。韓国が引き継ぐ物資と米国に搬出する物資、処理費用や買い取り価格、非軍事化(弾薬解除)対象などは、弾薬の性能試験が終わってから改めて話し合う方針だ。第2回交渉は7月に米国で開かれる。
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