この列車が開発されれば、全国が約1時間の生活圏となる。 また北朝鮮を経て中国・ロシア・ヨーロッパにつながるユーラシア超高速リニア網の建設にも先導的役割を果たすものと期待されている。
韓国機械研究院のキム・ビョンヒョン博士は8日午後8時、大田(テジョン)駅で開かれる「金曜日の科学タッチ」プログラムで、韓国の超高速リニア開発計画や原理などをテーマに講演を行う予定という。
◆速度競争=04年1月、ドイツ製超高速リニアが中国・浦東空港-上海都心の約30キロ区間で開通した。 片道所要時間は7分20秒、最高速度は時速431キロ。 超高速で走るが、一般列車とは異なり騒音はほとんどない。 これは世界的に超高速リニア本格商用化の信号弾になった。
ドイツ・米国・日本は自国または外国で開発した超高速リニアを本格的に商用化するための手続きを踏んでいる。 超高速リニアの開発を先導してきたドイツと日本はこの数十年間、実用化モデルを開発したのに続き、試験路線での運行も終えた。
ドイツは現在、ドイツ・ミュンヘン空港-ミュンヘン駅(ドイツ製)、中国・上海-杭州間(ドイツ製)、米国はアナハイム-ラスベガス間(ドイツ製)、日本は第2新幹線(日本製)を、超高速リニアで建設する計画だ。
ドイツ製は最高時速450キロ、日本製は500キロに達する。 ドイツと日本が試験線路で記録した最高速度は商用路線計画よりはるかに速い。 ドイツが商用化準備モデルで開発したトランスラピッド-08は最高時速500キロを、日本ではMLX-01が581キロを記録した。
日本は最高時速700キロを目標にしている。 旅客機の速度とほぼ同じだ。 韓国が開発する超高速リニアの最高時速は550キロ。 政府は国産の商用化時期を2020年としている。
現在、韓国は時速110キロで走行する低速リニアを開発したのに続き、2012年を目標に商用列車の開発に取り組んでいる。 試験路線の候補地はソウルと5つの広域市が申請している状態だ。
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