グアテマラを訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は2日(現地時間)、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ委員長やIOC委員らと面談するなど、夜遅くまで平昌への冬季五輪招致に向けた得票活動を展開した。
 盧大統領は同日にIOC委員らが泊まるグアテマラ市内のホテルを訪れ、ロゲ委員長に平昌招致に向けた準備状況を説明し支援を呼びかけた。この席には、IOC委員を務めているサムスングループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長と斗山グループの朴容晟(パク・ヨンソン)会長、招致委員会の韓昇洙(ハン・スンス)委員長、江原道の金振ソン(キム・ジンソン)知事が同行した。

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 盧大統領はロゲ委員長に、「オリンピックは韓国の発展や市民意識の成長に大きく寄与しており、五輪開催に対する韓国人の要望は非常に強い」とアピールした。またIOCを率いるロゲ委員長の指導力や招致競争の透明性などを称賛した。青瓦台(大統領府)の千皓宣(チョン・ホソン)報道官が伝えた。

 これに対しロゲ委員長は、「平昌が準備を着実に進めていることを祝賀する」と述べ、韓国が世界のスポーツ界と五輪に寄与したことを高く評価するとの考えを示した。

 これに先立ち盧大統領は同国のベルジェ大統領との首脳会談に臨み、平昌への招致がアジアのウインタースポーツの活性化はもちろん、朝鮮半島平和にも貢献するとして招致活動を積極的に展開した。こうした盧大統領の活躍は、現地時間の午前0時まで続いた。青瓦台関係者は、盧大統領はIOC総会の前日まで多様な方法で広報活動を行うと明らかにした。

 盧大統領は4日に平昌招致委員会の最後のプレゼンテーションに出席する予定だが、開催地が公表される発表式には参加しない見通しだ。青瓦台関係者は、招致活動の主軸は招致委員会で、盧大統領は支援だけをするのが青瓦台の基本方針だとし、発表式には出席しないことにしたと説明した。こうした決定は、ロシアのプーチン大統領が発表式に出席せず当日午前に出国することや、発表式に首脳が参加するのは得票に効果的ではないとの判断に基づいたものとみられる。


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