盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)総書記が先ごろ合意した南北首脳宣言と関連し、金万福(キム・マンボク)国家情報院長は8日、合意した10項目のうち「南北首相級会談の来月開催」と「休戦体制の終息に向けた3カ国または4カ国の首脳による終戦宣言」の2つは北朝鮮が先に提案したと明らかにした。国会情報委員会の非公開全体会議に出席し述べたもの。ある情報委員が伝えた。金院長は、これらは北朝鮮側が一種の贈り物として出し抜けに提案したものとの見方を示したという。
 3カ国または4カ国の首脳会談については、盧大統領が「北朝鮮の核放棄を前提に韓米朝首脳で終戦宣言と平和条約を締結する意思がある」というブッシュ大統領の提案を伝えたところ、金総書記は前向きな姿勢を示し、その後北朝鮮が作成した宣言文に「3カ国または4カ国」との表現が用いられることになったと説明した。3カ国とは韓米朝を指し、4カ国はこれに中国が追加されたもので、3カ国に中国が含まれない理由については、休戦協定の当事国ではあるが現在朝鮮半島内に実質的な武力を維持していないためとしている。

 終戦宣言の場所が宣言文に「朝鮮半島地域」と記載されたことに対しては、当初北朝鮮が休戦ライン近隣地域を提案したが諸般の問題があり、両国が最終段階で調整したものだと説明した。


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