統計庁が11日に発表した「2006年生命表作成結果」によると、昨年出生した男児の平均寿命は75.74歳、女児は82.36歳となり、1年前の調査時に比べ男が0.60年、女が0.48年延びている。また10年前と比べると男が5.66年、女が4.59年延びている。
 年齢別の平均余命は15歳の男性が61.3年、女性が67.9年、30歳の男性が46.7年、女性が53.2年、45歳の男性が32.6年、女性が38.6年、65歳の男性が16.1年、女性が20.1年などとなった。また、昨年生まれた子どもが80歳まで生きる確率は男性が45.2%と半分に満たなかったが、女性は68.9%となった。現在65歳の人が80歳まで生きる確率は、男性が55.1%、女性が74.5%となった。

 昨年出生した男児ががんで死亡する確率は27.6%で、脳血管・高血圧・心臓疾患など循環器系疾患による死亡確率は22.3%、交通事故や自殺など事故死の確率は9.4%などとなった。女児の場合は循環器系疾患で死亡する確率が22.3%で最も高く、がんが15.3%、肺炎など呼吸器系疾患が6.4、事故死が6.1%などとなった。

 男性は女性に比べ肝臓疾患で死亡する確率が3倍高かったのをはじめ、肺炎が2.9倍、肝臓がんが2.6倍、交通事故が2.3倍、自殺が1.9倍高かった。これに対し高血圧性疾患が0.5倍、心臓疾患が0.8倍、脳血管疾患が0.9倍、糖尿病が0.9倍など、これらの疾患で死亡する確率は女性に比べ低かった。

 経済協力開発機構(OECD)加盟国30カ国を比較すると、韓国人男性の平均寿命(75.74歳)はOECD平均の75.8歳よりわずかに短く、韓国人女性(82.36歳)はOECD平均の81.4歳より1年ほど長かった。男女とも平均寿命がOECD加盟国で最も高い日本は男性が78.5歳、女性が85.5歳で、韓国は男性が2.8年、女性が3.1年短かった。

 韓国の平均寿命の男女格差は6.6年で、OECD平均の5.7年を上回ったが、ポーランドの8.6年、ハンガリーの8.3年、スロバキアの7.8年、フランスの7.1年、日本の7.0年などを下回った。

 1970年以降の平均寿命の延びは男性が17.0年、女性が16.8年で、OECD加盟国ではトルコに次ぎ2番目に早かった。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0