チェ・ヨサム選手の遺体安置所=3日、ソウル(聯合)
チェ・ヨサム選手の遺体安置所=3日、ソウル(聯合)
試合後に脳出血を起こしこん睡状態が続いていたプロボクサーのチェ・ヨサム選手が3日午前0時1分、ソウル峨山病院で息を引き取った。享年35歳。病院側は2日の会議で「臓器等移植に関する法律」に基づき脳死と判定していたが、家族の要望で生命維持装置が外され、チェ選手の法的死亡が宣告された。チェ選手は肝臓、腎臓、心臓、角膜などを寄贈、6人の末期患者に臓器移植の手術が行われた。
 チェ選手は1999年10月に世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級チャンピオンとなった。2002年7月の4回目の防衛戦に失敗しタイトルを失ったものの、その後も挑戦を続け、今年9月にはWBOのインターコンチネンタル・フライ級チャンピオンに輝いた。先月25日にソウルで行われたタイトル防衛戦で挑戦者のヘリ・アモル(インドネシア)に判定勝ちしたが、終了間際にあごに右ストレートを受けダウン、その後こん睡状態となっていた。



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