あすNYフィル平壌公演、北朝鮮の「凍土」溶かすか

【北京25日聯合】北朝鮮の平壌で26日、ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラによる公演が行われる。美しい旋律が北朝鮮全域の凍土を溶かすことになりそうだ。公演は東平壌大劇場で午後6時から1時間半にわたり行われ、そのようすは北朝鮮国内や韓国をはじめ全世界で生中継される。
　米国文化を象徴するニューヨークフィルは公演に先立ち、北朝鮮と米国の国歌をそれぞれ演奏する。平壌で米国の国歌「星条旗」が演奏されるのは初めてだ。続けてロリン・マゼール氏の指揮で、リヒャルト・ワーグナーのオペラ「ローエングリン」第3幕への前奏曲、アントニン・ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」、ジョージ・ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」を演奏する。

　演奏後にアンコールを求められた場合は、韓民族の伝統民謡「アリラン」を演奏する予定だ。団員ら約250人は25日に中国・北京をたち、午後3時半に平壌入りする。