【ソウル6日聯合】ソウル地下鉄5~8号線を運営するソウル都市鉄道公社が、女性専用車両の導入を再検討する方針だ。
 ソウル都市鉄道公社によると、昨年10月に国会国政監査で「地下鉄で発生する犯罪の約半分が性暴力犯罪」と指摘されたことを受け、年初から一部に女性専用車両を導入する予定だったが、同公社の労働組合によるストライキ計画や旧正月連休で2月中旬以降に先延ばしされた。また、このほど意見聴取した女性団体では反対世論がむしろ優勢だったため、さらに意見を聴取することを決めた。

 導入に反対した女性団体は、「地下鉄内の性暴力はキャンペーンや広報、啓発を通じて予防すべきで女性専用車両の導入で解決できることではない上、一般車両に乗車した女性はどのように保護するのか」との反応を示している。また公社内部から、「地下鉄での性犯罪の半分以上が2号線で発生し、乗客の相当数が1~4号線に乗り換えるという状況で、5~8号線の一部路線に女性専用車両を導入するのは実効性に欠ける」との指摘が出されたことも、導入見直しの背景となった。

 公社側は同日から1週間、5~8号線の女性利用客1400人を対象に現場でアンケートを実施し、結果を基に女性専用車両の導入について最終決定を下す方針だ。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0