製造を中断している農心釜山工場=18日、釜山(聯合)
製造を中断している農心釜山工場=18日、釜山(聯合)
【ソウル19日聯合】農心のスナック菓子からネズミの死骸の一部とみられる異物が発見されたことを受け、製菓・スナック菓子メーカーをはじめ食品業者は生産工場の緊急衛生点検を実施するなど、安全管理を強化している。
 業界が19日に伝えたところによると、主力製品を中国工場で製造し完成品の状態で国内に搬入している総合食品メーカーのキリンは、来週中に中国工場に専門職員を派遣し衛生状態を点検する。同社製品を納品している大手スーパーや流通業者関係者も中国工場に同行させるなど、安全管理実態を積極的に知らせていく計画だ。

 ヘテ製菓も19日から社内品質管理機関の主導で、全国の工場生産ラインに対する特別安全点検を実施する。国内の外注業者はもちろん海外輸入原材料の生産地も直接訪問し、問題要素の防止検査を実施する計画だ。ロッテ製菓もほどなく、原料から設備、包装など全生産工場で特別安全点検を行うとしている。中国で生産し完成品を搬入している製品、米フリトレーとの提携でイタリアから半製品を輸入し国内で加工・包装している製品についても、検品過程を集中強化する方針だ。

 三養食品は原料、生産工場、食味官能試験、完成品検査など5段階で実施される安全性検査過程を整備することを決めた。特にさまざまな野菜類が入っている即席めんのかやくとスープについては、原料選別作業の強化と完成品の異物検査水準引き上げなどで、異物混入の可能性を遮断する計画だ。オリオンも、生産工場外郭から内部、生産ライン、人員など生産環境全般を管理する自主食品衛生安全システムのマニュアルを強化し、衛生・安全管理水準を引き上げるとしている。

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