【ソウル26日聯合】国民総所得(GNI)に対する輸出入比率が90%を超え、過去最高を記録した。この数値は、国民経済に対外貿易が占める割合を示す指標となる。数値の高さは、貿易依存度の深刻化と内需部門の相対的なぜい弱性を示すものと判断される。
 韓国銀行が26日に明らかにしたところによると、昨年はGNIに対する輸出入比率が初めて90%を突破し、94.2%を記録した。国内消費と設備投資が相対的に不振をみせたなか輸出が2けたの増加を維持し、なかでも原油など原材料価格の急騰で輸入額が大幅に増えたことが主原因と分析される。

 GNIに対する輸出入比率は、2002年の71.6%から75.8%、86.2%、85.2%と推移し、2006年には88.3%に達するなど、上昇曲線を描いてきた。輸出のドライブ成長を謳歌(おうか)した1980年代中盤には80%台を維持していたが、1990年代の初めになると50%台に下落した。通貨危機直後の1998年に84.1%まで上昇したが、その後は70%まで下がっていた。

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