【ワシントン15日聯合】現代自動車は15日、米国で販売されている乗用車の「ソナタ」39万3714台をリコールすると明らかにした。AP通信が伝えた。対象となるのは2006年から今年にかけて生産されたモデルで、5月末からリコールを実施する予定だ。助手席に背の低い大人が座った場合に、子どもと認識して事故発生時にエアバッグが開かないなど、「乗客分類システム」(OCS)が正常に作動しない問題が見つかった。
 現代自動車は、これまでにエアバッグの欠陥による事故の報告は受けていないが、消費者の安全を考慮しリコールに踏み切ったと説明している。現代自動車は2005年にも米国で販売している「エラントラ」でOCSの欠陥が見つかり、24万台のリコールを実施している。

 OCSは、助手席に座った人の体重などを認識し、助手席のエアバックの作動を自動で調節するシステムで、これが正常に作動しない場合には、助手席に座った子どもが事故発生時に危険にさらされる恐れがある。

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