【ソウル25日聯合】青瓦台(大統領府)は25日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が来月9日、日本での主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の拡大会合に出席する予定だと発表した。洞爺湖サミット議長国の日本の招きに応じたもので、韓国大統領が出席するのは初めてだと、李東官(イ・ドングァン)報道官は説明している。
 拡大会合の最大の議題は人類最大の懸案になりつつある気候変動問題で、李大統領は地球レベルで気候変動に対応する必要性と緊急性を強調する予定だ。特に、現在の危機を低炭素社会と新たな成長動力の機会ととらえ「緑色成長」の転機にするという現政権の政策基調を紹介すると同時に、1997年に採択された京都議定書以降の気候変動の枠組みなどについて意見を示す方針だ。

 李大統領は会合後のワーキング・ランチにも出席し、世界の主要リーダーらと原油高対策や食糧安保、国際金融市場の安定化、国連ミレニアム開発目標(MDGs)達成など世界の経済懸案についても意見を交わす予定だ。

 また、李大統領は8日にはインドのシン首相、メキシコのカルデロン大統領とそれぞれ首脳会談を行う。9日の拡大会合後にはロシアのメドベージェフ大統領、米国のブッシュ大統領とも会談する。韓ロ首脳会談は就任後初めで、エネルギー協力問題が主に話し合われる。韓米首脳会談は4月に米国で開かれてから今回が2回目で、北朝鮮核問題や韓米自由貿易協定(FTA)の早期批准策、21世紀の戦略的同盟関係を未来ビジョンとして具体化する問題などが集中的に話し合われることになりそうだ。特に米国産牛肉の輸入問題をめぐり両国関係に損傷がないよう、多様な対策を協議するものと伝えられた。

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