【ソウル1日聯合】6月の貿易収支は全国運送産業労組貨物連帯の運送拒否なども影響し赤字2億8400万ドルと、5月の10億3000万ドルの黒字からひと月で赤字に転落した。知識経済部が1日に発表したところによると、6月の輸出は374億3300万ドル、輸入は377億1700万ドルだった。輸出額は前年同期比17.0%増で1~5月の平均増加率21.3%より低く、輸入額は32.3%急増し1~5月平均の28.5%を上回った。
 上半期としては、輸出は前年同期より20.5%多い2140億ドル、輸入は29.1%増の2197億ドルを記録し、貿易収支は57億ドルの赤字となった。

 輸出は主力品目の好調と新興開発途上国向けの急増により、6年連続の2けた成長をキープした。2004年上半期(38.4%)に次ぐ高い増加率だ。品目別では石油製品の増加率が84%で最も高く、次いで一般機械と液晶デバイスがそれぞれ34%、無線通信機器が30%、石油化学が22%、船舶が21%増えた。地域別ではアフリカ(51.2%)とインド(39.6%)、中南米(25.8%)、中東(27.8%)、中国(36.1%)向けの輸出が好調だった半面、米国(1.2%)や欧州連合(15.0%)、日本(15.8%)など先進国向けの輸出増加率は鈍化した。

 輸入では、原油が前年同期比60.9%増の434億ドルで全体の20%を占めた。上半期の平均輸入単価は1バレル当たり100.1ドルと、初めて100ドルを超えた。

 知識経済部は2日に、下半期と通年の輸出入見通しを発表する予定だ。

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