知識経済部と貿易協会が6日に明らかにしたところによると、年初から先月20日までの対日貿易赤字は191億1000万ドルで、前年同期(171億8000万ドル)に比べ11.2%増加した。年間ベースの対日貿易赤字は2006年が254億ドル、昨年は299億ドルと、2年連続で最高額を更新している。ことしは初めて300億ドルを超える見通しだ。
対日貿易赤字の増加は、輸出用原材料輸入の拡大と生産設備の海外移転などが主な原因だ。韓国の輸出が増えるほど、日本からの輸入は増加する構造的な問題がある。
一方、中国に対する貿易収支黒字は6か月ぶりに減少に転じた。先月1日から20日までの対中貿易収支は6億3000万ドルで、前年同月(8億2000万ドル)に比べ23%急減した。月間ベースの対中貿易黒字が前年同月より減少したのはことし1月(マイナス38%)以来だ。また、年初から先月20日までの対中貿易黒字は101億ドルで、前年同期(97億ドル)比4.1%の増加にとどまった。2年前(120億ドル)に比べると16%減少している。
国際貿易研究院の盧成昊(ノ・ソンホ)東洋分析室長は、米国景気の鈍化で対中輸出が影響を受けており、中国に進出した韓国企業が苦戦し本社と支社間の取引が減少していると話す。対日貿易については、まだ消費財輸入の金額は大きくないが、来年から自動車輸入の拡大などで貿易赤字が拡大する可能性があると指摘。資源富国と新興市場に対する輸出を拡大すべきだと話している。
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