【東京9日聯合】外国為替市場が米国発金融危機に揺れる中、日本に進出している韓国系銀行も円建て資金の確保に乗り出すなど対策作りに奔走している。
 9日現在、日本に進出している韓国系銀行は国民銀、ウリィ銀、新韓銀、ハナ銀、中小企業銀、韓国産業銀、韓国外換銀の7行。外資系銀行に分類されるSC第一銀行を含めると8行になる。

 米証券大手リーマン・ブラザーズの破たん以降、金融危機拡大による混乱の中で日本に進出している韓国系銀行も例外ではないというのが銀行界関係者の見方だ。特にリーマン・ブラザーズの破たんの影響が米国はもちろん欧州にも及んだことで、韓国の株価が暴落し、ドルと円に対しウォン安が急速に進むなど市場が混乱の様相を呈していることから、日本の金融機関も韓国系銀行に対する円建て融資の審査を強化しているという。

 しかし、銀行界関係者らは、現在の状況は1990年代後半の通貨危機のころと比べると相当落ち着いていると説明する。各行も非常状況に備えた危機管理計画に沿って注意深く対応している。ある韓国系銀行の幹部は「現在の円高は一時的な現象との見方が可能なだけに、韓国銀行や金融監督院と協力しながら慎重かつ積極的に対応を進めている」と述べた。

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