台湾国立大学と米コロンビア大学の共同研究チームが現地時間10日、ニューヨークで「東アジア人は民主主義をどうみているか」と題した研究発表会開いた。研究チームは、2001~2002年と2006~2007年に韓国、中国、日本、台湾、タイ、モンゴル、フィリピン、香港でそれぞれ1200~3000人を対象に、民主主義に対する支持度などを調査した結果を発表した。
それによると、韓国は「権威主義に対する拒否」が86.6%に達し、日本(95.4%)に続き8カ国・地域中2位だった。「民主主義に対する意志」は76.6%で、タイ(92.2%)、モンゴル(84.0%)に次ぐ3位だった。
「民主主義の意味」を問う質問では、韓国は「自由」との回答が59.5%、「社会平等と正義」が34.0%で、いずれも8カ国・地域中最も多かった。また、「法治に対する意志」に対しては、「政府は法を無視してはならない」との回答が韓国では76.7%で最も多く、指導者らが手順に従うべき(77.1%)、立法部が政府をけん制すべき(53.8%)という答えも多くみられた。
ただ、「政府の形態は最高の状態だ」という回答は36.0%にとどまり、日本(24.3%)に次いで低かった。現政府に満足している(35.0%)、政府機関を信頼している(28.6%)などの答えも低い水準だった。
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