アッカーマン議員と対話する鄭委員長=3日、ニューヨーク(聯合)
アッカーマン議員と対話する鄭委員長=3日、ニューヨーク(聯合)
【ニューヨーク3日聯合】ハンナラ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)韓米ビジョン特別委員長がこのほど、オバマ次期米政権の経済・外交政策などに関する米専門家との協議のため訪米した。ニューヨークで韓国人記者らと3日に行った会見で、鄭委員長は「韓国が米国の対外政策優先順位で相当下位に追いやられている感じを受けた」と述べた。
 鄭委員長が現地で会った人物は、下院外交委員長に有力視される民主党のアッカーマン議員、全米外交政策会議(NCAFP)のシュワブ会長、ホルブルック前国連大使、コロンビア大学のサックス教授、ハーバード大学のナイ教授、ニューズウィークのザカリア編集長ら、次期米議会・政府で中核的な役割、シンクタンク役を担う面々だ。

 鄭委員長は「先ごろ親民主党性向のブルッキングス研究所で作成されたG16会議のメンバーから韓国が外され、南アフリカ共和国、ナイジェリア、トルコ、メキシコなどが入った」と説明。これら国家が米国の利益と関係があることは事実だが、経済規模に比すると韓国がG16に入るべきではと反問し、「韓国が優先順位上位16位の外にいるのが現実」と指摘した。G16会議は、G7に代わる世界主要経済国協議体の仮想シナリオのひとつ。

 また、今回の訪問目的についても「米国の政府と民間に対し、韓国への理解と関心を高める必要があるため」と強調した。

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