【ソウル23日聯合】サムスン電子が中国企業が起こした特許権侵害訴訟で敗訴したと、中国国営の新華社が伝えた。
 それによると、浙江省杭州市の中級人民裁判所は20日の裁判で、サムスン電子が華立通信(ホリーコミュニケーションズ)のデュアルモードフォンの特許権を侵害したと認め、5000万元(約96億ウォン)の賠償を命じた。この中国企業は昨年4月、CDMAとGSMの両方式で駆動するようにした自社の特許技術をサムスン電子の携帯端末が侵害したとして提訴した。同社役員は、サムスン電子がこの特許技術を用いた携帯電話を70万台以上販売し、現在も販売中だと話す。賠償額は中国の携帯電話業界では過去最大となるが、同社はサムスン電子からさらに賠償金を受け取るため協議に乗り出す方針を明らかにしている。

 これに先立ちサムスン電子は、中国国家知識産権局(SIPO)に華立通信の特許主張を無効にするよう要請したが、SIPOは主張は妥当と結論付け、今年5月から本格的に裁判が始まった。

 サムスン電子関係者は、裁判所から正式な通知はまだ無いが、判決が事実の場合、問題の特許はサムスン電子の製品に全く採用されていないと確信しているため直ちに控訴するとしている。
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