公開されたSSD搭載のカムコーダー=6日、ソウル(聯合)
公開されたSSD搭載のカムコーダー=6日、ソウル(聯合)
【ソウル6日聯合】サムスン電子が、次世代記憶装置のソリッドステートドライブ(SSD)を搭載したカムコーダー(ビデオカメラの一種)を世界で初めて公開、メモリーカムコーダー市場の主導権を握ることになりそうだ。同社は6日、米ラスベガスで8~11日に開かれる世界最大の家電見本市「コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)2009」で、64ギガバイトの大容量SSDを搭載したフルHDカムコーダー(モデル名:HMX-H106)を展示すると明らかにした。
 同製品は既存のハードディスクドライブ(HDD)を採用したカムコーダーに比べブート時間(起動時間)が短く、チャンスを逃すことなく映像を撮影できる。またHDDカムコーダーより振動に強く、データの安定性が保障されるため、サイクリングやジョギングなど野外活動中でも途切れることなく撮影できる。光学10倍ズームのシュナイダーレンズ、220万画素のCMOSセンサーを採択している。これまでなかった大容量メモリーカムコーダーの新たな需要を掘り起こした製品として、関連市場の拡大をリードするものとみられる。サムスン電子は64ギガバイトのSSD搭載カムコーダーを第1四半期末に発売する予定だ。

 業界によると、カムコーダー市場全体にメモリーカムコーダー市場が占める割合は、2007年は2%(30万台)だったが昨年には18%(290万台)に伸び、ことしは32%(510万台)に大きく拡大するものと予測されている。

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