【ソウル8日聯合】企画財政部は8日、政府が先ごろ国際通貨基金(IMF)内関係国との議論の末、韓国が豪州と交替で理事と理事代理を務めることに合意したと明らかにした。
 IMF加盟国は185カ国に上るが、理事は24人しかいない。米国、英国、日本、ドイツ、中国など8カ国から1人ずつ任命されており、残りは任期2年の理事が割当て地域ごとに1人ずつ選任される。韓国は豪州、ニュージーランド、フィリピンのほか太平洋の小規模島しょ10カ国が含まれる地域に属している。これまでの4任期では、出資比率が最も大きい豪州が3回、韓国は1回、理事を派遣している。韓国は1997年の通貨危機克服後、経済力に見合った理事配分を要求してきた。

 企画財政部は、昨年11月に李喜秀(イ・ヒス)前税制室長がIMF理事に選ばれ、関係各国を粘り強く説得した結果、韓国が常時、理事職を担うことになったと説明した。IMFは国際金融緊急支援やすべての主要事案を理事会で協議・決定しており、韓国のIMF内発言権が一層拡大することになる。

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