【ソウル11日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は11日、日本の麻生太郎首相の訪韓に対し「南朝鮮(韓国)の保守当局と日本反動による反共和国(北朝鮮)共助を強化することで、ただでさえ悪化した北南関係をさらに破局に導く否定的な結果をかもすことになった」と批判した。
 北朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」が伝えたところによると、労働新聞は「日本を背に負いどこへ行こうというのか」と題した文章で、李明博(イ・ミョンバク)政権が独島や歴史教科書歪曲(わいきょく)問題など対立要素にもかかわらず日本との関係改善を進めるのは、日本を背に負い反共和国対決の策動をより強化する狙いだと主張した。

 また、韓国の現執権勢力は民族の自主権を侵害する日本反動勢力の策動に対し、厳格に追及し謝罪を受ける代わりに見なかったふりをし、むしろシャトル外交を再開するなど公然と手を結んでいると指摘。これは、反共和国対決という共同の野望を追求しているためだと非難した。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0