【ソウル22日聯合ニュース】起亜自動車の昨年業績が2年ぶりの黒字転換に成功した。
 同社は22日に株主・投資家向け(IR)情報説明会を開き、昨年は自動車販売台数105万6400台、売上高16兆3822億ウォン(約1兆621億円)、営業利益3085億ウォン、当期純利益が1138億ウォンを記録したと明らかにした。同社は2007年に554億ウォンの営業損失を出すなど、2期連続赤字となっていた。

 昨年は「モハビ」「モーニング」「ロチェ・イノベーション」「フォルテ」「ソウル」などの新車が人気で、国内販売台数は31万5276台と前年比16%増加した一方で、輸出(海外工場生産分を除く)は世界的な景気低迷のあおりで12%減の74万1124台にとどまった。合計すると105万6400台で5.2%の減少。

 売上高は販売台数の減少と、小型車販売比率の拡大による平均販売単価の下落にもかかわらず、ウォン安の影響で前年から2.7%増加した。営業利益は3269億ウォン改善され、当期純利益は738.9%増えた。

 一方、昨年第4四半期は販売台数31万6966台(前年同期比3.3%減)、売上高5兆411億ウォン(7.4%増)、営業利益359億ウォン(63.3%減)、当期純利益748億ウォン(97.3%増)だった。

 今年は新車の発売と高効率自動車販売の拡大、在庫管理の強化、柔軟な生産体制の構築、安定した労使関係の構築などで、急変する市場状況に対応できる能力を極大化する方針だと明らかにした。危機克服と持続的な収益経営体制につなげたい考えだ。

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