昨年通年では、売上高が118兆ウォン3800億ウォンと初めて100兆ウォンを突破した。営業利益は5兆7000億ウォン。本社単体ベースでも売上高は過去最高の72兆9500億ウォンで、前年に比べ15.0%増加した。営業利益は4兆1300億ウォン、純利益は5兆5300億ウォンだった。
サムスン電子側は、営業赤字について「世界的な景気悪化に伴い部品とセット製品ともに前四半期に比べ業績が悪化し、メモリー半導体と液晶パネル(LCD)の販売価格が急落したため。携帯電話、デジタルテレビの販売促進に向けたマーケティングコストの急増も原因となった」と説明した。
第4四半期の事業部門別業績をみると、半導体部門は繁盛期にもかかわらず景気低迷による需要の冷え込みでDRAM価格が前四半期に比べ急減し、NANDフラッシュメモリーも価格下落が続いた。連結ベースで売上高4兆8100億ウォン、営業損失6900億ウォンを記録した。
LCD部門もやはり需要不振で、持続的な販売価格の下落で販売量が減少するなど前四半期に続き経営環境が悪化、売上高3兆5500億ウォン、営業損失2300億ウォンを計上した。
情報通信部門は、携帯電話の世界市場が前年同期比マイナス5%の成長率を記録する中、サムスン電子は14%の高成長を続けた。四半期ベースで過去最大の携帯電話販売量を達成し、売上高は10兆3200億ウォン、営業利益は1700億ウォンとなった。
デジタルメディア部門は、価格競争の激化、ウォン安などにもかかわらず主力商品のデジタルテレビの販売が増加した。本社単体ベースでは売上高が2兆4100億ウォン、営業損失が1700億ウォンだったが、連結ベースでは売上高12兆ウォン6200億ウォン、営業利益1100億ウォンを達成した。
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