同行は昨年10月30日、ウォンを渡してFRBから最大300億ドルを受け取れる通貨スワップ協定を結んだ。通貨スワップとは自国の通貨と相手国通貨を交換する取引で、元金は一定期間が過ぎた後に最初の契約時に定めた為替レートで再交換される。
韓国銀行は今回の延長措置について、世界的にドルに対する資金調達圧力が続いているためと説明。米国が欧州中央銀行(ECB)や豪州、ブラジル、カナダ、デンマーク、英国などと締結した契約にも同一に適用されるとした。
国内の外国為替市場が再び不安な様相を見せている状況で、韓国銀行は今回の延長措置により外貨資金市場が改善し、外為市場も一層安定するものと期待している。同行はこれまで5回にわたり競争入札方式の外貨貸付を行い、限度額300億ドルのうち163億5000万ドルを引き出した。これとは別途に、中国・日本の中央銀行とも各300億ドルを限度とする通貨スワップを締結している。
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