建造したLNG船は全長345メートル、幅54メートル、高さ27メートルで、国内LNG総消費量の2日分に相当するLNGを一度に積み、19.5ノット(時速36キロメートル)の速度で運航できる。2つのプロペラが装着されているため従来のLNG船より運航の安定性が高く、積載容量も増大した。また、LNG船のほとんどはタンカーで自然気化する天然ガスを燃料で使用するのに対し、今回の船舶は自然気化した天然ガスを再液化設備を通じ再びタンカーに戻し、バンカーC油を燃料として使用する新技術を適用した。これで運航効率は40%以上上がり、船舶平均寿命を25年とした場合、1隻当たり500億ウォン以上の燃料費を削減できるとサムスン重工業は説明する。
LNG船は5月末までに、カタールガスに順次引き渡される。これら船舶はカタール北部のガス田で生産されたLNGを1年に12回、欧州や米国に運搬する。
サムスン重工業はLNG船分野で、これまで76隻を受注し49隻を引き渡した。手持ち工事量は27隻で、世界市場でシェア首位を記録している。金副会長は「超大型LNG船やLNG-FPSO(浮体式石油生産貯蔵積出設備)など自社開発した新製品を前面に押し出し、新たな市場を開拓する」と述べた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0