チャン監督は昨年12月、2005年から監督を務めてきたKリーグの仁川ユナイテッドFCを契約期間を1年残してやめ、1年契約の条件で大宮行きを選択した。大宮では今季、Jリーグ上位10位入りを目標にする。ただ、インタビューでは「一人、孤軍奮闘している」と、大宮での指揮の難しさも吐露した。Jリーグは自負心が先に立ち、チームでは韓国人監督の就任に警戒心があったという。
チャン監督は精密ですきのないトレーニング計画を立てることで有名だ。就任から3週間たつが、自分のことをわかってもらうには時間が必要で、会議でもコーチらの考えを読み取らなければならないと話す。就任当初から休みなく練習の先頭に立ち、下痢や風邪などで体調もすぐれない。就任内定後は直ちに大宮の昨季の試合を分析、各選手の長短所の把握に努めた。就任後は、日本語通訳がいても自分の表情や感情を直接伝えようと、コーチや選手に日本語で直接話しかけるなど積極的に接触を図っている。練習のやり方も一部変え練習強度を上げたが、周りからは練習量が大幅に増えたとよく言われる。
しかし、チャン監督は「人間的な感情が通じてこそ和合が可能。仁川時代のように、ここでも忍耐と犠牲、努力を強調している」と語る。大宮を来季はアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグまで進出させるという抱負も明らかにした。
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