EUとのFTA問題は、最終公式接触だった第8回交渉を終えており、来月2日にロンドンで開かれる通商交渉トップ会談で最終妥結されるかどうかが決まる。残る争点の関税還付と原産地問題で双方の意見に温度差があることについて金本部長は、「重要なのは、双方だけではなく全世界の貿易量が拡大されることにある。こうした大きな意味にEU側も同意するはずだ」と説明した。
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関税還付は、輸出目的の原材料や部品の輸入に対し関税を還付する制度で、韓国政府はこれを絶対に譲歩できないとEUに伝えている。しかし、EU側は関税還付を受け入れ難いとし、対立してきた。また、原産地判定に関しても、韓国は機械や電気電子、自動車など主力産業で域外部品・材料の使用割合が高い点を勘案し、45~50%の域外産部品使用割合で原産地基準を採択する案を推進しているが、まだ合意に達していない。
金本部長はこの日の記念行事のあいさつで、「貿易は世界的な経済低迷の原因とみなされてはならず、解決策の一部になるべきだ」と訴えた。チリとのFTA成功事例は、世界が現在直面する経済危機の解決に関連し多くの国に示唆するところが大きいと述べた。
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