ゲーツ米国防長官は14日の上院軍事委員会の公聴会で、ミサイル防衛(MD)計画の3段階のうち中間段階となるミッドコース防衛計画に関連し、30発のGBIを現在保有中だと確認した。これは、オバマ政権が国防予算を削減し、44発に増やそうとしていたGBIを現在の水準で凍結することにしたのは問題ではないかとの指摘に答えたもの。ゲーツ長官は「現在保有中の30発の迎撃ミサイルを44発に増加させようとしていた。(しかし)わたしが助言されたのは、このシステムが北朝鮮を防衛できるということ」と述べた。30発の迎撃ミサイルは、現在と今後しばらく持ち得る北朝鮮の能力に合わせたものだとし、「北朝鮮に対する強力な防衛力を提供している」と強調した。ただ、具体的にどこに配置されるかは明らかにしなかった。
米国が地上配備の迎撃ミサイルが純然として北朝鮮を狙ったものであることを確認するのはこれが初めてだ。
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