【ソウル25日聯合ニュース】公営企業の対外債務と通貨当局の対外債務がいずれも過去最高を記録した。
 韓国銀行が25日に明らかにしたところによると、公営企業の対外債務は3月末現在、99億600万ドル(約9364億円)で、前年同期(84億3400万ドル)比17.5%増加し、関連統計開始の1994年以降で最大を記録した。公営企業の対外債務は、昨年6月末が89億9100万ドル、同9月末が92億4200万ドル、12月末が97億5600万ドルと、増加が続く傾向にある。
 一方、公営企業の対外債権は9億3600万ドルにとどまった。これにより、公営企業の対外債権から対外債務を引いた純対外債権はマイナス89億7100万ドルと集計された。
 韓国銀行関係者は、比較的規模の大きな公営企業が海外で債券を発行しており、対外債務の増加が続いていると説明した。
 通貨当局(韓国銀行と外国為替平衡基金)の対外債務は、3月末現在、337億9900万ドルで、前年同期(251億ドル)より34.7%増加した。これも過去最大を記録した。
 韓国銀行関係者は、韓米通貨スワップ協定により、米連邦準備制度理事会(FRB)からドル資金の貸し付けを受けた影響が大きいほか、外国人が買い入れる通貨安定証券も、対外債務として集計されていると説明した。
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