延坪島海上に配置されている海軍哨戒艦=12日、延坪島(聯合ニュース)
延坪島海上に配置されている海軍哨戒艦=12日、延坪島(聯合ニュース)
【ソウル12日聯合ニュース】軍当局が有事の北朝鮮軍による奇襲上陸などに備え、白リョン島と延坪島に海兵隊兵力を増強派遣したことが分かった。
 軍情報筋は12日、「最近白リョン島に大隊級、延坪島に中隊級の海兵兵力をそれぞれ増強配置した」と明らかにした。北朝鮮軍による黄海5島奇襲上陸に備え、兵力を増強するもので、さらに追加派遣する可能性もあるとした。
 北朝鮮軍は最近、黄海・南浦近くの椒島の海上で、高速上陸艇を利用した上陸訓練を強化実施していると伝えられる。
 情報筋は、北朝鮮の脅威に対応し、白リョン島と延坪島に海兵兵力を増強するのは事実上、今回が初めてだと述べた。増強兵力は現地で警戒作戦に投入されているという。
 北朝鮮が黄海・北方限界線(NLL)一帯で武力挑発を強行する場合に備え、韓国軍は射程約40キロメートルの「K-9」自走砲などの装備を白リョン島と延坪島に補強している。
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