【ソウル17日聯合ニュース】韓国銀行が17日に発表した昨年の地域別国際収支動向(速報)によると、中東に対する経常赤字は前年比225億6000万ドル増の675億4000万ドル(約6兆5223億円)と集計された。赤字幅は関連統計作成開始以来で最大。昨年は中東産ドバイ原油価格が1バレル100ドルに迫り原油輸入額が急増し、貿易赤字が221億2000万ドル増えたことが主因となった。
 対日経常赤字は、ウォン安・円高で旅行収支などのサービス収支が改善したことで、前年から35億ドル減り253億1000万ドルとなった。
 日本以外の主要貿易先に対しては、2007年と同様に黒字基調を維持した。対東南アジアの経常収支は前年より46億5000万ドル多い231億5000万ドルの黒字を記録、対米黒字も17億8000万ドル増の116億3000万ドルだった。中国に対しては6億1000万ドル減の210億1000万ドル、対欧州連合(EU)は44億9000万ドル減の116億9000万ドルの黒字をそれぞれ計上した。
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