外交通商部の文太暎(ムン・テヨン)報道官は18日の会見で、遺体を速やかに国内に搬入したいという遺族の意をくみ、政府がヨルダン当局の協力のもとで手続きを迅速に進めていると明らかにした。オムさんの遺体は2人のドイツ人の遺体とともに16日午後、イエメン軍当局が提供したヘリコプターで首都サヌアに到着し、韓国の公館員の立ち会いで身元確認作業を終えた。オムさんの父親と妹も外交通商部職員につきそわれ17日午前にサヌアに到着している。
文報道官は「政府はイエメン、ドイツ、英国との合同捜査に参加することで、事件の迅速で正確な真相究明に努める」と述べた。警察庁はオムさん殺害事件のテロ疑惑などを確認するため、2人からなる捜査チームを18日に現地に派遣する。
一方、政府は16日に非常連絡網を通じイエメンに滞在する韓国人に対し、緊急な場合を除き早期に撤収するよう勧告した。これを受け、サヌア地域に居住する7人の韓国人全員が撤収する意向を明らかにしたと、文報道官は伝えた。
オムさんは12日に午後4時ごろ、国際ボランティア団体所属の外国人8人と一緒にイエメン北部のサーダ地域で散歩に出かけたところ、武装グループに拉致され、3日後の15日にドイツ人女性看護士2人とともに遺体で発見された。
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