【ストックホルム13日聯合ニュース】スウェーデン訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は13日、南北関係について「肥料と食糧を与えたからと、うまくいくと保障することはできない」との考えを示した。ストックホルム市内のホテルで行った現地在住韓国人との懇談会で述べたもの。
 北朝鮮は毎年食糧支援を受けなければならず、そのたびに問題を起こし、国際社会がこれを補償するという慣行が繰り返され、発展の機会を持つことができなかったと述べた。その上で、北朝鮮が核を放棄すれば、韓国が基盤施設を整え、企業投資を行い、より速く、相当な水準まで発展させることができると考えていると明らかにした。飢えから脱北者が現れ、北朝鮮を出ても他国で苦労するなど、同じ民族の苦痛に胸を痛めているとし、「北朝鮮住民を心配し、自立させるため真心で助ける国は、韓国しかない」と強調した。
 また、北朝鮮が大量破壊兵器を放棄すれば、韓国が世界と手を結び、農業や世界との経済交流の方法を伝え、科学技術交流の活性化を通じ北朝鮮を経済発展させると述べた。北朝鮮がどの国よりも早く立ち上がるものと信じているとしながら、「いま、北朝鮮自ら判断すべきだ」と主張した。

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