3~4月の集中取締で摘発・押収された覚せい剤=(聯合ニュース)
3~4月の集中取締で摘発・押収された覚せい剤=(聯合ニュース)
【ソウル14日聯合ニュース】関税庁が14日に明らかにしたところによると、上半期の麻薬類摘発は64件で前年同期に比べ15%減少したが、重量は26.6キログラムで24%増加、金額は452億ウォン(約32億6000万円)で145%急増した。
 上半期の摘発量は、過去5年間の取締実績で最多を記録した。種類別にみると、メタンフェタミン(覚せい剤)が40件で14.7キログラム、大麻が14件で11.2キログラム、合成麻薬MDMA(エクスタシー)が2件で0.3キログラムと、これら3種で全摘発量の98%を占めている。国内持ち込み経路別では、国際郵便が27件、航空旅客者が18件、特送貨物が14件、海上旅客者が4件、その他が1件。
 また、密輸が大型化する傾向にあり、100グラム以上の大型密輸が23件と、全体の36%を占めた。南アフリカから持ち込まれる麻薬が全摘発量の61%に達しているほか、過去数年間、韓国で摘発されたことのなかったタイ、ミャンマー、ラオスの国境付近「黄金の三角地帯」産ヘロイン(340グラム)も上半期に見つかっている。

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