【ワシントン15日聯合ニュース】米国議会調査局(CRS)のニクシュ博士が、米国籍女性記者2人の抑留事件を機に、北朝鮮は脱北支援地下ネットワークのリストを把握したはずだと主張した。
 聯合ニュースの取材で14日に述べたもので、女性記者らが拘束された当時に所持していた携帯電話には、中国と北朝鮮で脱北を支援する地下組織員の名前(電話番号)が登録されていたはずだと推測。北朝鮮は女性記者らが地下組織と共謀したことを把握したため、抑留問題に敵対的な態度を示しているとの見方を示した。
 また、北朝鮮は組織員らをを把握し次第、保安当局に追跡させるだろうと懸念を示し「地下組織関係者らは脱出を願っている」と伝えた。
 ニクシュ博士は、女性記者解放のためには食糧支援を提案するのが合理的だと述べた。人道的な問題は人道的支援で解決できるとの見方だ。ただ、食糧支援に対するモニタリングは北朝鮮側が拒否する姿勢を見せているだけに、そうした条件を付けずに行うべきだとした。

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