【ソウル23日聯合ニュース】過去に就職した経験がある失業者の増加率と増加幅が過去最悪を記録した。統計庁が23日に明らかにしたところによると、就業経験のある失業者は6月現在91万4000人で、前年同月(70万7000人)に比べ29.2%(20万7000人)増加した。
 増加率は関連統計の作成が始まった1999年6月以来の高水準で、昨年10月から8か月連続上昇している。最近の増加率は1月が9.9%、2月が13.0%、3月が18.5%、4月が22.2%、5月が27.0%だった。就職経験がある失業者が急増した一方、就職の経験がない失業者は4万7000人で18.5%減少した。
 就職経験がある失業者の急増は、景気低迷で30代の失業者が増え、政府が先月から施行している希望勤労プロジェクトの対象者に選ばれなかった50代以上の人が失業者に含まれたためとみられる。また、就職経験者のうち、これまで非経済活動人口に含まれていた人が家計実質所得の減少などで就職活動を始め、失業者に含まれた可能性もある。
 失業者の増加幅と増加率を年齢別にみると、20代が3万1000人(11.3%)、30代が6万4000人(38.0%)、40代が3万7000人(28.4%)、50代が5万1000人(63.2%)、60歳以上が2万4000人(71.3%)だった。30代と50代の増加率は過去最高を記録した。
 性別では男性が33.2%増の58万7000人、女性が22.6%増の32万6000人だった。また1年以上前に就職した経験がある失業者は33.5%増の20万5000人で、1999年8月(21万5000人)に次ぐ高水準となった。

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