【ソウル19日聯合ニュース】関税庁が19日に明らかにしたところによると、7月の南北貿易規模は1億4025万ドル(約132億7000万円)で、前年同月の78%にとどまった。昨年9月から11か月連続の前年同月比減少となった。貿易収支は1080万ドルの赤字で、南北貿易赤字も昨年9月から11か月続いている。
 7月の搬出は3648件・6472万ドル、搬入は3012件・7526万ドル。北朝鮮に搬出された品目は、軽工業品が金額ベースで全体の64%に達した。このうち合成繊維織物をはじめとする織物類がかなりを占める。北朝鮮から搬入された品目は、繊維衣類(3062万ドル)が36%で最も多く、次いで魚類(1024万ドル)が14%だった。
 南北貿易の減少が続くのは、昨年9月の世界金融危機に伴う景気低迷と、北朝鮮による核実験などで南北関係がこう着しているため。政府は国連安全保障理事会1874履行として、貴金属などぜいたく品13品目の対北朝鮮搬出を17日から統制している。
 南北貿易規模はこれまで増加が続いていた。1999年には3億2865万ドルだったのが、昨年は18億2078万ドルまで増えている。

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