検察によると、2人はGM大宇からロシアメーカー・タガズの韓国法人、タガズコリアにスカウトされ、退職時に「ラセッティ」設計図面などGM大宇の自動車開発中核技術を持ち出したとされる。容疑者の1人が2006年10月に会社を移り新車開発の総括責任に就き、2008年にもう1人をタガズコリアに迎え入れたと調査された。
検察は、エンジン・部品設計図、技術標準書など関連ファイル6000点余りがタガズコリアに持ち込まれ、この夏ロシアで発売された排気量1400~1600ccクラスの準中型車開発に活用されたものとみている。
GM大宇関係者は「『ラセッティ』をコピーしたとされるこの車は、4月ごろロシアのモーターショーで『C100』というモデル名で展示されたが、まだ世界では市販されていないものと承知している」と話した。2次、3次流出の把握が不可能なため、被害規模の算出も難しいとしている。
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