【ソウル24日聯合ニュース】ことしに入り、外国人投資家が国内株式市場と店頭債券市場に60兆ウォン(約4兆5700億円)近くを投じたことがわかった。
 金融投資協会と韓国取引所が24日に明らかにしたところによると、前日までの株式市場の外国人累計買い越し額26兆7853億ウォンと、店頭債券市場の買い越し規模31兆4714億ウォンを合わせた金額は、58兆2567億ウォンに達した。
 2つの市場を合わせた月別買い越し推移をみると、1月と2月にはそれぞれ7000億ウォン程度だったが、3月は3兆413億ウォン、4月は5兆1129億ウォン、5月は6兆7853億ウォンと顕著に増え、6月(12兆7031億ウォン)と7月(10兆8082億ウォン)にはさらに買いが強まった。8月には8兆ウォン台とやや勢いが弱まったが、9月は23日までですでに10兆2802億ウォンを記録し、再び増加をみせている。
 外国人は2月に株式市場で1兆1218億ウォンの売り越しを記録しているが、債券市場ではことし、売り越した月が一度もなかった。
 大宇証券のチョ・ジェフン投資分析部長は、外国人にとって韓国の債券市場も株式市場と同様に魅力が高まったため、持続的に投資資金が流入したと説明。指数編入やドル安を背景にした世界的な流動性拡大は、株式市場だけではなく債券市場でも投資を呼び込む要因となるため、当面は株式市場だけでなく債券市場への外国人資金流入も続くと見通した。

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