関連業界が19日に明らかにしたところによると、市場調査機関GfKが統計を集計する欧州19カ国のうち、サムスン電子は16カ国で年初から8月までの累積金額ベースで液晶テレビ販売1位を記録した。
昨年は同じ期間に12カ国で販売トップに立ったが、ことしはさらにドイツ、スペイン、オーストリア、フィンランドと4カ国増えた。16カ国ではいずれも20%以上のシェアを占めている。19カ国中、1位を逃したオランダ、スイス、アイルランドの3カ国でも、年末までの1位達成を目標に市場攻略を続けている。
同社が欧州市場で確実に優位を占めているのは、スロバキアやハンガリーなどでの現地生産体制を強化し、正確に需要を予測した結果だと業界ではみている。各地域の文化的特徴と顧客の趣向に合わせて展開したマーケティングも、伝統的なテレビメーカーを追い越す上で決定的な役割を果たした。
映像ディスプレー部のキム・ヤンギュ専務は「欧州のフラットテレビ市場の成敗は世界のテレビ市場の主導権と直結している。各企業が激しい競争を繰り広げているため、差別化された技術力とマーケティング戦略でトップの座を維持したい」と話している。
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